コーヒーの膨らませ方(美味しいコーヒーは膨らんでいる)
コーヒーの膨らみは「バロメーター」
コーヒーをドリップする際モコモコっと膨らんでドーム型になった時何とも言えぬ満足感に浸れますよね?
膨らまなかった時と膨らんだ時では味も違うように感じます。
では、何故膨らむのでしょうか?
答えは「鮮度が良いから」なんです。
モコモコッとなるのは鮮度のバロメーターなんですね。
膨らむと何が良いの?
膨らんだコーヒーは美味しく感じると言いましたが、いったい何故そうなるのでしょうか?
それは、ドーム状に膨らんだ時に”蒸らし”が起こっているからなんです。
蒸らしている間にコーヒー粉の余分なガスが抜けて風味豊かなコーヒーが出来上がるのです。
つまり美味しいコーヒーを淹れるには蒸らしが必要不可欠なんですね。
Point1 鮮度が良すぎる豆は要注意
鮮度が良すぎる豆はガスが大量に発生するため、そのことが蒸らしの邪魔をしています。
ガスが大きな穴を開け”蒸らし”を邪魔します
これさえ守れば誰でも膨らませることができる
では、実際に膨らませるための条件とは?大まかに5つあります。
1.先ずは”鮮度”。新らし過ぎる豆(焙煎した当日の豆)も膨らみませんが、古い豆(常温で2週間以上保存した豆)は膨らみ辛いです。
焙煎してから3日ほど冷凍室で寝かせた豆(新鮮な豆を落ち着かせる工程)が一番膨らむように感じます。
2.豆はその場で焙煎してくれる専門店で購入する。市販の粉コーヒー(既に挽いた粉の状態で販売されている豆)は注意が必要です。
3.浅煎り過ぎないこと。”中煎り”~のローストの方が膨らみます。(8段階の3~6番目くらいがお薦め)
4.お湯の温度。ぬるいお湯も沸騰したてのお湯もだめです、80℃~90℃の間で淹れましょう。酸味がお好みなら低め、苦みがお好みなら高めという感じです。沸騰したお湯は雑味が出てしまう原因でもあります。
5.お湯の量。サーバーの底に数滴または薄っすらコーヒーが溜まる程度が理想と言われています。それぐらいの量で蒸らしを入れることが重要です。
point2 豆の賞味期限は常温で焙煎後2週間
point3 冷凍保存で賞味期限は5倍に延びる
*豆は是非とも冷凍庫で保存しましょう。
最後に
チェーン店や卸し雑貨販売店などのコーヒー豆は”新鮮ではない豆”の可能性があります。
手間はかかりますが、「確実に膨らませたい」「美味しいコーヒーで心を満たしたい」ということなら、ネットの焙煎豆屋(受注後焙煎方式)か専門店で鮮度の良い豆を購入することをお薦めします。
では、Have a nice coffee.