セラミックコーヒーフィルター 海外で試してみた&環境問題
イタリアでお試し
昨年の夏、イタリア在住の知人を介して当地のボッテガ・カフェで《セラミックコーヒーフィルター》を試してもらいました。
聞くところによると、イタリアの水は硬度が強い”硬水”なのでカルシウムとマグネシウムの含有量が多いため一度ろ過した水でコーヒーは淹れるそうです。
イタリアではそれが普通の事として受け入れられているようです。
そもそも”硬水”は苦味が強いのでそうしないとコーヒーの味そのものの邪魔をするらしいですね。
日本の場合は”軟水”ですから、まろやかな水のおかげで水道水でも美味しいコーヒーやお茶が淹れられます。
評価は上々
海外、特にヨーロッパでは環境保護運動が一般人にまで浸透しているという風潮もあり、ペーパーレス=SDGsに貢献できると興味津々で使って頂きました。
各国の飲食や流通を生業にしている会社の子息子女が集まる当地では、このボッテガ・カフェは一目置かれた存在らしいです。
店主のパウロさん曰く、『ペーパーレスはヨーロッパでは簡単に受け入れてもらえるし、味も良い意味で劇的に変わる。これは私が輸入してヨーロッパに広めたいほどの商品です』。
と、仰っていただきました。
丁度コロナのパンデミックになりつつある時期だったため、一時この話は中断しましたが、ワクチン接種や治療薬の開発も進み、あと一息で終息が見えてきたところなので計画を進めようと思っています。
ノーベル賞受賞で明らかになった近未来の地球環境
環境先進国では気候変動に対する様々な取り組みが盛んで、昨日発表されたノーベル物理学賞でも日本人の真鍋教授が受賞されました。
真鍋教授の研究は、『気候変動に人類がいかに影響を及ぼしたかの知識の基礎を明確にした』ことです。
つまり人類の営みが地球にダメージを与え続けてきたことの証明をしたわけです。
気候変動問題はもはや待ったなしの状況です。
今のまま手をこまねいていたら、激甚災害がもっと増える、その規模が大きくなるということです。
毎年のように水による災害や強大な台風による被害が拡大しています。
教授の研究によれば30年後の地球は北極までも熱帯化するとシュミレートされています。
30年後。遠くない未来です。
日本ではまだ多くの国民の危機意識が不足しているように思えます。
かくいう私もまだまだと思っています。
人類が自然環境化石燃料を大量消費してきたツケが今回ってきたところです。
心の栄養を補充する
私たちは、陶器製のセラミックフィルターを使用し紙を使わないことで環境保護に寄与できる、半永久に使える器具を広めることでSDGsに貢献できると考えています。
そして、『美味しい、楽しい』でストレス過多な現代人の心の栄養を補充させていただければこれ以上の成果はないと思っています。
カフェ・ボッテガの店主パウロさん LI:FIL Fuji(赤富士)でコーヒーを淹れてもらいました