11/6放送【世界一受けたい授業】で紹介されたセラミック製コーヒーフィルターについて
TVで紹介されたセラミックコーヒーフィルター
先週 11/6 土曜日のクイズバラエティ【世界一受けたい授業】(日テレ 19:56~)でSDGsな取り組みの一例で『紙フィルターを使わないコーヒーフィルター・ドリッパー』が紹介されました。
10年以上前から”セラミックフィルター”は存在していましたが、SDGsの機運に乗りようやく日の目を見るようになって来ました。
当初、世に出回っていたのは有田焼の老舗窯元が開発したフィルターのみでしたが、メンテナンスの難易度が高かった為、次第に使用されなくなるという負の面ばかりが悪目立ちしていました。
それから数年、後発のどの窯元も詰まりやメンテナンスに心血を注ぎ、より簡単においしいコーヒーを飲めるよう試行錯誤の末ようやく今完成形になりつつあります。
波佐見焼も”139窯”が唯一発売しておりますが、開発から完成まで3年を要しました。
その間、有田焼を参考に改良を重ねて独自の材料と製法で差別化に成功しました。
今日は双方の違いとメンテナス法を改めて説明したいと思います。
有田と波佐見、どこがどう違う?
①決定的に違うのは”製法”。
有田焼は機械式の型押し成型、波佐見焼はろくろ成型。
ろくろ製法は職人が1個づつ手作りしますので生産数が限られますが、これがメンテナンス法に影響します。
一方、機械成型は大量に生産できますので人件費などの点では大いに有利です。
②メンテナンスはどこが違うのでしょう?
セラミックフィルターは波佐見焼では8種類の鉱石を焼いて出来る”す”がコーヒーを抽出する孔になるのですが、ろくろ成型ではその孔を縦横斜めに均等に配置することに成功しました。
この均等な孔こそが波佐見焼の特徴である『ロータス効果』を生みメンテナンスを簡単にしています。
ですから普段使いのメンテナンスはお湯で煮沸するだけです。しかも週一程度でOKです。
蓮の葉が水をコロコロ弾く『ロータス効果』
機械成型の有田焼はバーナーやオーブンなどの直火で炙るなどの”焼き入れ”が必要です。
モンドセラは、ちょっとしたことですが手軽さやずっと使い続けられる品質もコスパの一つと考えています。
有田と波佐見の違いを体感してください。