酒の話
下戸
以前にも話しましたが、私は下戸です。
人に聞かれると、”酒は嗜む程度”と答えていますが全く体に合いません。
顔が赤くなり膨れて頭まで痛くなります。
一生吞まなくも平気です。
しかし、私の家族は私以外全員酒に強いんです。
隔世遺伝なのか?突然変異なのか?分かりませんが父を知っている父の知人にはびっくりされます。
酒豪
父は一般的に酒豪と呼ばれるくらいに強かったらしいです。
子供の頃の記憶しかありませんが、酔った父を一度も見たことがありません。
確か、ウィスキーを2日に1本は晩酌で空けていました。
チェイサーなしでひたすらストレートでちびりちびりやりながら2~3時間呑む、それが日課みたいなもんでした。
その父ももう10年以上前に亡くなりましたが、葬儀の際に会社関係者から父の酒にまつわる話を聞きました。
大げさではなく、伝説になるような内容でした。
海外との貿易を生業にしていたので滞在先での日常や呑みっぷりには驚きました。
南国での出張中には朝起きたらまずはビールでのどの渇きを潤していたそうです。
社内でも、当時タイプライターで税関への書類を徹夜で仕上げていた時も眠気覚ましにウィスキーを1本空けたとか、ミスできない仕事の前には必ず2~3杯ひっかけて頭の回転を良くしていたとか、覚えているだけでも人並みではないと思ったものです。
そんな父の子の私が下戸のわけがないとかなり冷やかされましたが呑めないものは吞めません。
でも私以外は呑めるんです。兄姉はビール派で何本も空にしますし母も高齢ですが晩酌します、弟ですら日本酒なら一晩に1升は呑むと言ってました。
酒の味を知らない人生なんて・・・
きっと神様は色んな理由で私に酒の味を覚えさせたらダメだと思ったのでしょう。
人格的に失格だからなのか?いい加減な性格だから酒で人生が滅茶苦茶になると踏んだのか?は不明です。
しかしながらある時本を読むと、”酒のない人生は不毛だ”とか”酒で人生の三分の一は満たされる”とか書いてましたし、酒のみからはそんな話をよく聞きます。
私も呑めるようになりたい。切実にそう思っていました。
弊社の酒フィルター『金の雫』はそんな下戸の私を救ってくれました。
酒量はまだ大したことはないのですが、悪酔いしないのです。
ワインもウィスキーも、ろ過するだけで頭痛もなくほろ酔い気分だけを味わえるようになったのです。
毎日の晩酌で料理のレパートリーも増え(いわゆる居酒屋メニュー)何か豊かな感覚が芽生えてきています。
健康の元になるかも
以前知り合いの医者から、『一番の健康の元はアルコールを週に4∼5回、ビールなら350ml程度を吞むこと』と言われ酒を勧められた事を思い出しました。
それでも、お酒は楽しく呑むもの。無理して合わない酒を吞むとかえって体に悪影響を及ぼしそうで躊躇していたのが今ではうそのようです。
一人でクールやしんみりも良いですし、パートナーや仲間と語らいながら明日への活力となるような呑み方を心がけたいものですね。